【SwShシングルS8使用】ドラパニンフ展開【最終32位/レート2145】
はじめまして。すこです。tnすこ、みさきさんごで潜っていました。
S8にて最終32位を取ることが出来たので最終盤に使用していた構築を紹介します。
サムネ用。環境に電磁波ドラパを放出するのは良心が咎めたのでQRコードは無しです。
コンセプト
ドラパルトやニンフィアから展開してビルドエースバーンにダイマックスを切って殴り合いに勝つ。
構築経緯(採用順)
1.環境に非常に多いポリゴン2を安全に起点に出来、有利対面から択を挟むことなく詰ませ、裏の削り、あくびによる展開ができるニンフィアを採用。
2.ポリゴン2を強く誘うポケモンとしてドラパルトを採用。初手性能とニンフィアに下げた後のストッパー性能を期待して襷物理型を選択。
3.ニンフィアがあくびの次のターンに突破された場合に確定眠りの1ターン(場合によってはお祈りで2ターン)で勝ちに近づく行動が出来るポケモンとして、ラムビルドエースバーンを採用。
4.ニンフィアと相手のエースバーンの偶発対面に対するせめてものケアとして、またニンフィアのあくびを強く使え、カウンターでエースバーンを止めている構築に勝てるステルスロックを撒くポケモンとして最もマシな性能をしているカバルドンを採用。
5.初手にドラパルトを出す都合で初手のカバルドンを抑制したかったためゴリランダーを採用。ゴリランダーを軽視している構築に最も大きな負担をかけられる鉢巻型で採用した。またここまででトゲキッスやドラパルト、ギャラドスが微妙に重いのでラムのみを持たれていてもストッパーとして機能するスピードスワップポリゴン2を採用。
クッション的な性質を持つポケモンを多く採用しているのは僕の好みですが、やはり試合中の選択肢が多いと柔軟に対応できて楽しいと感じました。
個体紹介
ドラパルト@気合の襷 クリアボディ
意地 163-189(252)-95-x-96(4)-194(252)
技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/ふいうち/でんじは
-調整
・AS振り切り
・B>D
エースバーン@ラムのみ リベロ
意地 155-184(252)-95-x-96(4)-171(252)
技構成:かえんボール/とびひざげり/とびはねる/ビルドアップ
-調整
・AS振り切り
・B>D
穏やか 201(244)-x-85-130-185(148)-95(116)
技構成:ハイパーボイス/あくび/みがわり/めいそう
-調整
・60族ミラーを大体先行できると考えているライン
・麻痺した最速エースバーン抜き
・特化ポリゴン2のランク補正無しトライアタックをみがわりが93.7%で耐え
カバルドン@アッキのみ
腕白 215(252)-132-187(252)-x-93(4)-67
技構成:じしん/ステルスロック/あくび/なまける
-調整
・HB振り切り
生意気 191(244)-x-112(12)-125-147(252)-58 ※s0個体
-調整
・HD振り切り
・スピードスワップで抜ける範囲を広げるため最遅
ゴリランダー@こだわりハチマキ
意地 176(4)-194(252)-110-x-90-137(252)
-調整
・AS振り切り
・GFの回復量が変わるためh176
個体解説
・ドラパルト
基本的に初手に展開します。目の前の相手に通る技を打って、ポリゴン2が出てきたらニンフィアに交代して襷を盾に電磁波+ゴーストダイブと先制技によってストッパーとして活用します。
今回はクリアボディの威嚇無効による仕事のしやすさ、連発しやすいドラゴン技、ゴーストダイブの対ダイマックス性能、先制技の存在から物理型での採用です。
ドラパルトミラーに対してはポリゴン2がダイホロウを牽制しているためにニンフィアへの引きが比較的安定するため、最速を取る必要はないと感じ、より撃ち合える範囲の広がる意地っ張りを採用しました。
この構築は欠伸による展開操作を主軸としているため、ラム持ちに欠伸と電磁波で2回状態異常を入れる動きが強力でした。
高速の状態異常撒きでありながら連発できる技や先制技の威力が高く、非常に使いやすいポケモンでした。
鬼火が欲しいことはありませんでした。嘘で、ドサイドンに打ちたいことがありました。
・エースバーン
ほぼ必ず選出し、多くの試合で大きくなります。ビルドアップという技は寝ているポケモンの前で押せる他、威嚇や交代によってダイマックスをいなそうとするプレイヤーに強烈に刺さり、また多くのエースバーンにはないダイウォールの媒体となったりと非常に強力な技でした。
意地っ張りを採用した理由としては命の珠を持たないことから火力不足が懸念されたこと、また最速にする一番のメリットである同速勝負をこの構築では欠伸展開により回避して立ち回ることができることが挙げられます。
元の攻撃性能が尋常でないポケモンであるために相手がビルドアップをケアしづらい状況が多く生まれていたと感じました。
技構成はビルドアップと追加効果や技範囲が優秀な3wで確定です。命中安定の技を持たないため変な負けが多く苦労しました。
本構築のMVPです。ポリゴン2が選出画面に見えたらほぼ選出していました。
基本的にはドラパルトの項目で述べたようにドラパルトでポリゴン2を誘って後投げし、そこからみがわりを押してあくびで後投げされたポケモンを流すことで試合をコントロールします。
主にニンフィアに後投げされるポケモンとしてはエースバーンやジバコイルが挙げられます。それらにみがわりを盾にあくびを入れ、エースバーンに対しては交代か眠るかの選択を迫ることができ、ジバコイルに対してはダイサンダーを誘ってみがわりやめいそうでダイマターンを枯らした後にハイパーボイスで頑丈を潰すことが多くありました。
ニンフィアに有利なポケモンを1匹しか選出されなかった場合には相手はそのポケモンでニンフィアを倒して眠るか裏のポケモンをめいそうの起点にされるかを選ぶことになり、どちらを選ばれても試合を有利に進めることが出来ました。
無振りでも相当な火力があり、うまく相手の物理アタッカーを倒すことが出来た試合はダイマックスを切り特殊ポケモンを相手に殴り合うことも多々ありました。
ステルスロックを撒く他、唯一エースバーンやパッチラゴンに比較的安定して投げられるポケモンとして採用しました。
幅広い対面で行動することより特定の物理ポケモンに投げてダイマックスをいなしたりステルスロックを撒いたりすることを期待したため、持ち物はアッキのみとなっています。対物理エース性能を上げるためになまけるを採用しているので吹き飛ばしを採用できず、起点にされないよう慎重にプレイする、またはラム持ちのポケモンを割り切るといった必要が生じてしまったのが少し残念です。
砂やステルスロックでエースバーンの障害となる襷カウンター持ちやギャラドス、トゲキッスを削るのが最も大きな仕事ですが、ゴリランダーやギャラドスなどのニンフィア+カバルドンの並びに強く一貫したポケモンがいない場合はニンフィアと出すことでステルスロック→カバルドンを突破したポケモンに対し安全にあくびと動いたり、エースバーンをスリップダメージでハイパーボイス圏内に入れて詰める動きが可能でした。
砂ダメージが回復ソースのないニンフィアとの相性が微妙だった点、ゴリランダーに対して明確に受けられるポケモンが構築にいない点などから選出率は控えめでしたが、構築になくてはならないポケモンでした。
特殊ダイマックス、またはギャラドスに対して切り返しができるポケモンとして採用しました。
状態異常に頼っている本構築においてラムのみを持たれていてもスピードスワップで足を奪えることは非常に安心感があり、選出した際は安定したプレイを可能にしてくれました。
しかし、ゴリランダーやエースバーンに簡単に崩しの起点にされてしまうことやドラパニンフ+エースバーンの選出が強力だったことから選出率は控えめでした。
このポケモンがいると初手のドラパルトミラーでダイホロウを打たれてしまう可能性が極端に下がるので、ニンフィアを多く出すこの構築において見た目は最強でした。
・ゴリランダー
ウホウホ。速いのはミラー意識です。
選出
・ドラパルト+ニンフィア+エースバーン
相手の構築にポリゴン2がいてオーロンゲがいない場合は大抵これを出してました。ドラパルトに出てきたポリ2に対してニンフィアから展開してダイマをドラパルトで止めたりニンフィアで詰めたりエースバーンで全抜きしたりします。
・ドラパルト+カバルドン+エースバーン
ステロが必要そうな場合、またはカバルドンの通りがいいときに出していました。ニンフィアがポリ2を筆頭として特殊に対して詰ませを行えるのに対してカバルドンは弱点を突けない物理を詰ませられます。ステロを撒けることが長所、みがわりがないので択が生まれることが短所です。
ゴリランダーやギャラドスなどのニンフィアとカバルドンに一貫するアタッカーがいない構築に選出します。物理アタッカーに対してカバルドンを投げてステルスロックを押し、特殊アタッカーに突破してもらいニンフィアで欠伸やみがわりを押します。
・ゴリランダー+クッション二枚
ウホウホ。
他にも適当に出してました。
重いポケモン
・ラム持ちの任意のポケモン
他のポケモンに荒らされなければ電磁波+あくびでなんとかなります。初手のラムエースバーンは無理でした。
もしかしてこのゲーム舐めてる?と言われそうですが、ダイフェアリーで欠伸をかき消されるのやばいし、ニンフでドヤ顔ダイウォール決めても別に有利でもなんでもないところが最強でした。
実はダイマさえ枯らせばカキュウで塵にできます。
・アッキダイスチルカバルドン
状態異常展開からのエースバーンに頼っている本構築において、後続にどうあがいても貫通できないポケモンを置かれてしまうとキツいです。あくびカバルドンやレントラーはなんとかなります。HBギャラもこっちだけダイマがあればなんとかなります。
結果
すこ......最終32位
みさきさんご......笑
special thanks
僕にポケモンを勧めてきた挙句、度重なるレート通話に付き合ってくれたわるいサンダース君
twitterで応援してくれた皆さん
あとがき
8世代で初めて納得できる結果となり嬉しいです。今回はサブロムが爆死してしまったことと8世代で一度は二桁を取っておきたいといった気持ち、そして何より頭痛からレート保存を選びましたが、次にガッツリやるシーズンは1ページ目まで特攻し続けようと思います。
8世代は7世代と比較するとダイマックスというシステムが非常に難しく、従来の積み・対面・サイクルといった枠組みがさらに通用しなくなっていると感じました。
ダイマックスの残りターンや能力上昇が勝敗に直結することから、試合展開をどう運び、どのタイミングで誰と誰を対面させるかということがダイマックス環境で最重要になっているのではないかと未熟ながらも考えています。欠伸といった対面を操作する性格の技を主軸にしたのもそれが理由です。
ニンフィアの性能が認知されるとポリゴン2が選出されないので、この構築はもう上位帯では通用しないことが予想されますが、なにかのアイデアの元となれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
p.s.
8月から夏休みなのでぽ通雑談だいたいいつも募集してます。
すこ#9305 ←ディスコのIDです
無言で追加していただいて問題ありません。